吉田ヤスリ製作所

熟練の職人技

吉田ヤスリ製作所は、日本を代表する金属加工製品の一大産地である新潟県燕市で、明治時代後期に創業しました。ヤスリ製造を始めて約120年の歴史を持つ会社です。受け継がれた技術を継承し、職人が一つ一つ手作業で爪ヤスリの製造をしています。

「日々の研鑽と、挑戦の連続こそが伝統をつなぐ」

大量生産できる爪ヤスリはシンプルな作りのものが多い。ただそれだけを作り続けていては、技術は今以上の発展を遂げない、だからこそ新しいものへの挑戦を怠ることはなかった。新しいものへの挑戦はトライアンドエラーの連続である。

この頃、ステンレスの表面を溶解させて仕上げるエッチングという技法が世に出始め、これによりヤスリの目立てでは出来ない、より細かなヤスリ目を施すことが出来るようになった。表側を昔ながらのヤスリ目立てにして、裏側をエッチング、という爪ヤスリの製造は困難を極めた。6代目の吉田仙七氏は、その取り組みをみて「実のつくるものは“すこ”(燕の方言、不良品を意味する)が多すぎる」と苦言を呈することもあった。ただそれでも、挑戦することをあきらめなかった。

ステンレス材の種類、目立てのバランスなどの試行錯誤を繰り返し、その結果、ヤスリ目立て×エッチングの爪ヤスリは安定生産に至った。この爪ヤスリは今も吉田ヤスリ製作所で年間8万本近く製造されており、全国どこを探しても、誰にも真似することのできない製品となった。

YOSHIDA YASURIの爪ヤスリ

一般的にステンレス製の爪ヤスリは目が粗いとされていますがYOSHIDAYASURIでは、職人が1本1本ヤスリ目を製造し、極限まで細かく仕上げております。削り心地は柔らかく滑らか、これ1本あれば、爪の長さ調整も、形を整える仕上げ調整も可能です。
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つGOOD「つグット」

つgood(つグット)は吉田ヤスリが提案する子どもと親のための爪ヤスリです。「良い爪に」という意味での「つめグッド」と燕の地で100年以上続く鑢(ヤスリ)屋を継承する意味での「継ぐ」という想いを込めています。
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